予防
これからの歯科医療は大きく生まれ変わります。
IllnessからWellnessへ
生涯自分の歯で過ごしていただくために。
予防歯科を始めましょう。
予防のための歯科医院にしたい
- 歯を削りたくない
- 歯を抜きたくない
- 歯をかぶせたくない
- 治療は最後の手段にしたい
当医院の目指す医療
治療中心歯科医療⇒予防中心歯科治療
今までの歯科医院は、「虫歯ができた」「歯がぐらぐらする」「しみる」「歯肉から血が出る」「痛くて食事ができない」など歯や歯肉が悪くなり、治療が必要になってから来院するところでした。
しかし、悪くなるたびに治療していたのでは、本当の治癒に期待できません。治療が一通り終わった患者さんはもちろんのこと、自分は健康だと思っている患者さんに対しても、これからは予防を中心とした、虫歯・歯周病にさせない・ならないお口の健康を守り、維持するために通っていただく、診療室づくりを心がけていきたいと思います。
虫歯・歯周病は感染症の1つです
適切な時期に、適切な処置・指導をすれば虫歯・歯周病は、予防することが出来ます。
感染症の分類
- 急性・・・インフルエンザ・コレラ・腸チフスなど
- 慢性・・・結核、ライ病など
- 遅延性・・・リュウマチ、胃潰瘍など
- バイオフィルム・・・虫歯、歯周病、コンタクトレンズによる角膜炎など
成人の虫歯・歯周病予防は?
- 歯磨き指導に従って、毎食後の歯磨きを必ず行う。
- 定期的に歯石・歯垢を取る。
- 毎食後キシリトールガムを噛む。(虫歯菌を減らす効果)
- おやつを食べたら、お口をゆすぐか歯を磨く。
- フッ素入りの歯磨き剤を使う。(虫歯予防に効果的)
- タバコはできる限り控える。(歯周病の進行に大きく関与する)
重度の歯周病の方は、特にタバコの本数を減らす。
クロロヘキシジン入りの歯磨き剤を使う。 - PMTC(プロによる徹底的な歯のクリーニング)を3~6カ月に1回受ける。
- カリオグラム検査を行い、唾液の分泌量・成分、細菌の種類・数などを調べて、予防に最も有効なプランを立てる。
- レーザーの使用(歯の表面に照射し歯質の強化や初期虫歯の予防・再石灰化の手助けをする)
18歳までの虫歯・歯周炎予防は?
- カリオグラム検査を実施
- 唾液中の細菌の種類・数、分泌量・緩衝能を調べ最も予防に効果的なプランを作成する。
- 歯磨き指導に従って、毎食後の歯磨きを必ず行う。
寝る前は特にしっかり磨く。 - 定期的に歯石・歯垢を取る。
- 3ヶ月に1回検診を受け、フッ素を塗る。
- 毎食後キシリトールガムを噛む。(虫歯菌を減らす効果)
- おやつの時間を決める、だらだら食べない。
おやつを食べたら、お口を良くゆすぐか歯を磨く。 - フッ素入りの歯磨き剤を使う。フッ素入りの水でゆすぐ。
- PMTC(プロによる徹底的な歯のクリーニング)を3~6カ月に1回受ける。
- レーザーの使用(歯の表面に照射し歯質の強化や初期虫歯の予防・再石灰化の手助けをする)
- 良く噛む。
虫歯・歯周病予防の進め方
18歳まで
- 1. カリオグラムの実施
(唾液の性質・細菌を調べる) - 2. 歯の清掃
(歯石・歯垢を取る) - 3. 歯磨き指導
- 4. キシリトールガムの利用
- 5. フッ素の利用
- 6. PMTCの実施
3ヶ月後(又は6ヶ月後)
2+3+5+6
成人
- 1. 歯の清掃
(歯石・歯垢を取る) - 2. 歯磨き指導
- 3. キシリトールガムの利用
- 4. PMTCの実施
- 5. フッ素入り・歯周病専用歯磨き剤の利用
3~6ヶ月後
1+2+4
カリオグラム 唾液検査&細菌検査
カリオグラムとは
ある個人の有する将来に新しい虫歯ができるリスクをグラフで表したものです。これは1997年にスウェーデンでコンピュータ化され、現在世界中の国々の言葉に翻訳され使用されています。
このプログラムはまた、虫歯の発生過程に影響を与えるリスクが、どのような因子によってできているのかも解ります。
これによって、個々に応じた予防プログラムを立てる際の優先順位も、具体的に示すことができます。
以下のデータをコンピューターに入力します。
虫歯経験 / 関連全身疾患 / 食事内容 / 飲食回数 / プラーク量
虫歯菌のレベル / フッ素物プログラム / 唾液分泌速度
唾液緩衝能 / 臨床的判断