わかってきた!歯周病と全身の病気の関係
歯周病は、お口の中の病気?
血糖値の高い方、糖尿病の方へ
歯周病と糖尿病は、互いに悪い影響を与え合うことがわかっています。
血糖値の高い方は、歯周病の治療をしてください
高齢者の方へ
誤嚥性肺炎
歯周病の菌も肺炎を起こします。これが、誤嚥性肺炎です。
寝たきりのお年寄りに多く見られます。
歯周病菌が肺の中に入ったために起こる肺炎で、とにかくお口の中を清潔にしてください。
歯磨きをしっかり行うことが大切です。
骨粗鬆症
骨粗鬆症は、骨密度が低くなる病気で、圧倒的に女性に多い病気です。
からだ全体の骨密度が低くなると、歯を支えるあごの骨も弱くなってしまいます。
また、歯周病になり易い傾向にあります。からだの骨やあごの骨を強くするためにも、
カルシウムを積極的に取ると同時に、お口のなかも清潔にしてください。
タバコを吸う方へ
タバコの煙には、有害な物質が300位含まれています。
ニコチンが血管を縮め、血の流れが悪くなり酸素や栄養分が送られにくくなり、
免疫細胞の働きが悪くなることで、抵抗力も落ちてきます。
喫煙を続けていると、歯周病がドンドンひどくなります。
しかたなく、歯医者に行き、痛い思いをして、長い時間と費用をかけて、
歯周治療を行っても治りにくく、すぐに再発してしまいます。
非喫煙者の歯ぐきと比べ、喫煙者の歯ぐきの老化は10〜20年も進んでいるといわれています。
糖尿病と喫煙が重なると、さらに悪い条件が整い、病態の進行が早まり、
顎の骨がやせてしまい、最後には、歯をすべてなくしてしまうことがあります。